2012年9月18日火曜日

奥様写真プロジェクト第16弾!【魚住奥様、美脚OL/編_その2】


本日は昨日の続きです。
昨日撮った奥様写真プロジェクト用の写真のもう1パターンを紹介させて頂きます。モデルは引き続き魚住さん(PC&スマホモバイル)です。

お手本となった写真は↓これ。



お手本の出典も昨日と同じで『美脚OLクラブ』(ワニマガジン)の10月号に載っていた写真です。
そして、私が撮った写真がこれ↓。



例によってPCあるいはスマホでご覧の方は、即アポ!公式flickerで大きなサイズでご覧頂けるようになっていますが、、、うーん。。。

まず、構図が非常にアンバランスというか。。。
フレームの中で被写体が中途半端に左に寄ってます。
魚住さんの頭(=顔)の位置は中央にあるけれども、体のほとんどの部分は画面の左側にある。そのため左右の余白の大きさに違いが出てるんですね。

具体的に言うと、お尻の後ろの余白と、膝(ひざ)の前の余白の大きさが全く違うため、パッと見た瞬間、非常にバランスの悪い絵になってしまっています。
お手本はちゃんとド真ん中に被写体がありますよね。

何でこういうことが起こるのか?
あらためて2枚の写真を細かく分析してみてですね。モデルさんの体のフォルムがかなり違っている事に気が付きました。
というより、モデルさんの重心の位置が違うと言った方がいいのかな。
魚住さんは後ろに尻もちをついてしまわないように、上体を少し前に倒して膝に近いところに重心を置いています。
これに対して、お手本の写真のモデルさんの重心はもっと後ろにあるというか。ほとんど前傾姿勢を取っていません。



『お手本のモデルさんは何でこんなことが出来るんだろう・・・』



と考えていて、ハタと気が付きました。
良く見ると、実はお手本の写真のモデルさん、軽くロッカーによりかかっているんですよね。



私はこの写真を撮る時、お手本を見て、お手本に似せることばかり考えていました。
でも「実際に同じような屈んだ姿勢でヒールを履くときどうするか?」「ペタンとお尻を突いて座れない状態でヒールを履くときにどうするか?」というと、何かに寄りかからないとバランスを崩して倒れてしまったり、捻挫等の怪我に繋がりかねません。

お手本の写真は「ヒールを履く」という実際の動作を、ある意味、忠実に再現しています。
それに対して自分の写真は、お手本に似せることに集中するあまり、実際に「ヒールを履く」という動作がどういうものなのか?という視点が欠けていました。
だからでしょうか。
どこかポーズにリアリティがありません...orz



このポーズってグラビアなんかでよくあるような「体のラインを美しく見せるための非現実的なポーズ」ではなく、「実際に人が行なう動作の一部分を切り取ったもの」なんですよね。
そして、そういうポーズでは「決定的な瞬間の美」をどれだけ再現できるかがキモとなります。
その意味で、もう一点気になったのが右足の踵(かかと)の部分。
お手本の方は踵がちょっと浮いてますよね。
「まさにヒールを履き終わったその瞬間」をとらえた写真だといえます。
だから独特の緊張感があるというか。。。
これ対して、私が撮ったものは踵が地面に付いています。
実際に履き終わったら、人はもう、こういうポーズは取ってないですよね。。。苦しいだけだし(笑)。

今回の反省点としては、です。
こういう実際にある動きをポーズとして再現する際は、徹底した『リアリズム』を追求しなければならない、ということでしょうか。

まだまだ道は険しいです!